じわりと台風11号が近づく蒸し暑い朝。
虫を狙ってか、場内は燕の低空飛行の連続。
当センターでは毎年恒例の鮒ずし飯漬講習会が開催されました。
近年大人気の発酵食品の雄。湖国が誇る伝統食「 鮒ずし 」です。
講習会では塩漬けした琵琶湖産ニゴロブナをご用意して、その先の工程を体験して頂きます。
まずはフナをきれいに磨きます。
ウロコや口の中に残っている膜などを丁寧に洗います。
例年は特設テント内で行うこの作業。
台風の影響を考慮して、今回は既存の水道を利用しました。
こんなにピカピカになりました。
うっすらと青みがかった光沢が美しい。
磨かれ疲れて恨めしげなフナさん。
どのフナも表情豊かです。
磨き終えたら逆さに吊るしてちょっと水切り。
その時間を利用してお昼休憩です。
そして午後からはその名の通り、飯漬開始。
お持ち頂いた3升5合のご飯をたっぷりと使って漬けていきます。
フナのエラや口からあふれんばかりのご飯。
たっぷりと魚の中に詰めた後、樽にご飯と漬けこみます。
そしてもちろん、講師の先生からのアドバイスやコツがおしみなく伝授されます。
皆様、一所懸命に作業中。
集中のあまり、話し声もとぎれたりして。
漬け終えたら袋を閉めて編んだ縄をぐるり。
蓋をしたら完了です。
ご自宅に戻ってからの工程や説明。
その他、先生から次々とマル秘テクが披露されます。
画像や映像では伝わりにくいコツに参加者の皆様から感嘆の声が。
終了後は一路、御帰宅の途へ。
お正月ごろには美味しく召し上がれるはず!
とっても楽しみです。
参加頂いた皆様、ありがとうございました。